第2回定期公演番外編『Tokyo in Cultivation』
第1部「Paddy」

Cultivation・・耕作,栽培,養殖,教化,修養,育成,洗練
Paddy・・米,稲,稲田,水田,不機嫌,激怒
 
会場は千葉県大網白里市金谷郷1425付近の水田。
無事たどり着けるのか不安になる会場案内。
最寄り駅は外房線の大網という駅らしい。
外房線という路線はよく聞くけど人生で初乗車だ。
ローカル線の旅は大好きで、ボックスシートでのどかに流れる田園風景を眺めながら一杯やる目論見だったが、縦シートだし、そもそも満員で座れない。
外房線を舐めてた。

最寄の「大網」で降りると、想像とは違い駅前に店はたくさんあるしタクシーは並んでるし意外と栄えていた。
しかしここから現地までは徒歩30分強。
駅で知り合いと、ドッツヲタっぽい面識のない人と鉢合わせたので4人で乗り合わせてタクシーへ。助かった。

現地に着くと、「教育用水田」という看板が立ってた。
きっとここでいろんな学校行事などで子どもたちが田植えをしてるんだろう。
今日はそこにいい年したヲタクが大挙して押し寄せている。
なかなか田園風景では見られない光景。

開始30分くらい前になり、メンバーも田んぼに登場。
ビニールシートで作られた簡易着替えスペースから出てきた・ちゃんたちは緑のジャージだった。
その可愛さにヲタクのテンションが爆上がりする。
ここで気づいたけど、メンバーみんなお揃いの三つ編みにしててそれがめちゃ可愛い。

あたりは田園で待つ場所もないので・ちゃんたちは軽トラの荷台でくつろぐ。
それもまたいい絵になる。

その後メンバーはリハのため山の方へ移動。
しばらくすると遠くからリハの音が聞こえてくる。まるで村の盆踊りの音が聞こえてくるようなそんな音響。
しかしよく聞くと曲は星屑フィードバック(ヲタクを走り回らせたり跳ばせたりする曲)で不安を覚える。

残ったヲタクは酒盛りをしたり珈琲を挽いたりして思い思いの時間を過ごしながら開演を待つ。

時間になると、プロデューサーから旅のしおりを渡され企画説明。
「このあとライブ用の水田を用意しておりますので、そちらに移動していただきます。
そちらなら盛り上がっていただいて大丈夫です」
「メンバーは畦道でライブしますので、田んぼからお楽しみください」
と聞いたことないような内容ばかりの説明事項。
否が応でも盛り上がってくる。

そしてそちらの水田に移動し、ライブが始まる。
畦道でライブするメンバーを、正面から見るなら水田に、横からでも良ければ畦道のサイドから、と言われ様子見で畦道を選ぶ。
大半のヲタクは気にせず水田に突っ込む。

ラジカセから流れる音をバックに、メンバーは拡声器やメガホンを手に持ちライブ。
1人のヲタクが『YOLO no taki』の泳ぐ振付に合わせて水田の中を泳ぎ、頭まで泥まみれになる。

メンバーもずっと楽しそうに笑ってて、幸せに溢れたライブだった。
【ライブ動画】


そして、ライブが終わると別の水田に移動する。
ここで、和楽器を持ったメンバーとヲタクで「文学少女」を合唱。
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なんかみんな変なテンション。

合唱を終えると、いよいよ田植え。
結構ガチに田植えを進める。

散らばった・ちゃんたちから稲を受け取って、あちこちに植えたり、田植えする・ちゃんを眺めたり、写真撮ったりして楽しい時間を過ごす。
しかし気をつけて歩いてたつもりがあっという間に泥だらけになってる。
サンダルは泥の中に入った瞬間に壊れた。
諦めて裸足で入ると足の裏が気持ちいい。
ふざけたり笑ったりしながら、メンバーとヲタクで広い田んぼを稲でいっぱいに敷き詰めた。

田植え後、農家の方がホースでヲタクに水を掛けてくれてみんなで泥を落とす。
冷たいけど、この景色もまた楽しい風景。

植えた稲は、秋には実らせるのだろうか。
その日が来るのが楽しみ。
とにかく最初から最後まで楽しいイベントだった。
関連ブログ
アイドル法話「田植えで菩薩行」-”田植えをすると祈らない子供はいない” http://blog.livedoor.jp/urcstb/archives/75867384.html