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ドッツの運営が新たに手がけるアイドルグループ「RAY」のお披露目ライブに行ってきた。 開場一時間前からの整理券配布で、その30分前くらいに着くとすでに会場前は長蛇の列。
結局一時間前の段階で150番くらいまで出ていた。
その後もどんどん人が増え、最終的にはソールドで入れなかった人も多数いた模様。 kanban
76番くらいで入れたが、壁際がわりと空いてたのでそのまま4列目くらいを確保。
しかしこの会場はスピーカーが飛び出してるのでステージは死角が大きい。
スクリーンに映像が投影されてたらしいが、それはすべて見えず。
そのまま壁にくっついてると、開演時間くらいに「おー!RAY!」という掛け声が壁の向こうから聞こえた。いよいよ始まる。

雰囲気のあるSEが流れてメンバーが登場。
一曲目はドッツのラストライブで披露された『ネモフィラ』。
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しかし一回しか聞いてなかったため覚えておらず完全に新曲のつもりで聴いてた。
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継いで『Blue Monday』。IDM×ドラムンベース×轟音がテーマらしいがデジタルハードコア感ある無茶苦茶カッコいい曲。これは滅茶苦茶好きな路線だとテンション上がる。
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曲が終わり気がつくとステージには一人、甲斐莉乃さんが寝転んでいる。
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寝たままソロ歌唱が始まる。
どこかで聞いたことのある曲な気がするけど思い出せない。後から聞いたところBiSの『BiSBiS』だったらしい。
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声には緊張が感じられる。お披露目からいきなりソロというのは大変だ。

続いてドビュッシーの『月光』が流れ、月日さんがデニムスタイルに着替えて登場。
『Blue Monday』のinstrumentalに合わせてソロダンスを披露。
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激しい曲にどんどん展開するダンス。とてもカッコいい。
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ここまで超ハード進行。

続いて出てきた白川さやかさん。なんと鰹節を削りながら自己紹介をする。
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「オーディション受けたのは、私がアイドルを好きなので、いまどんなアイドルがあるのかなって調べてたんです。そしたらオーディションがあったから出してみて、普通落ちると思うじゃないですか。そしたら受かっちゃって。もうびっくりです。」という内容の話だが、マイクで拾う鰹節を削る音と相まってなかなかシュール。
これまで張り詰めていた空気が弛緩する時間だった。

そして最後に登場したのは内山結愛ちゃん。
赤い表紙の本を持ち込み、詩の朗読を行う。
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この詩はcollectionsで公開されていたもの。(https://collections.en-jine.com/projects/kawarawari
そして詩の流れからソロで『スライド』を歌う。
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ドッツの最重要楽曲を、この場所で披露してくれた。
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続いて全メンバーが登場してドッツの沸き曲『サテライト』を披露。
すでに懐かしさが湧き出てしまう。

最後は新曲『バタフライエフェクト』でこれまた滅茶苦茶カッコいい曲。
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そしてライブは終了。いきなり高いクオリティの楽曲とパフォーマンスが用意されてきて期待以上だった。
これはRAYの今後が楽しみになってくる。

2019年3月24日、・・・・・・・・・(以下ドッツ)という名前のアイドルグループが解散ライブを行った。
ドッツは普段から撮影可だったので、これまで撮らせてもらった写真を本にして、最後にメンバーへプレゼントした。

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せっかくなので、ここにそのページをアップしながらドッツを追いかけてきた日々を振り返ろうと思う。

初現場は2017年5月20日の第二回定期公演「Tokyo in (non-)Music」がっつりとノイズイベントで衝撃的だった。
そこから通うようになったが、後ろで見てたためしばらく写真はなし。

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初めてちゃんと撮影したのがこの新宿LOFTの乙女の事情。黒衣装のお披露目。この頃の使用カメラはSONY NEX-5N。
初見のときからショートカットの・ちゃんに惹かれたので、当時は彼女しか撮ってない。この写真の前日のライブが無限Bonesの日で、花の名前から四字熟語にニックネームが変わったところ。

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ドッツ史上最高イベントと言われることも多い、伝説のドッツRPG回。上野公園で・ちゃんたちを探し回るゲーム形式のイベント。当時ブログにもまとめてるから見て欲しい。2017/6/24 ・・・・・・・・・第3回定期公演1部 ドッツRPG
このドッツRPGで個人優勝し、貴重な全員サインTやチェキ券5枚をもらった。せっかくもらったチェキ券を貯め込むのも申し訳ないと思い、初めて推し・ちゃん以外に行った。これで他のメンバーからも認知もらい、結局その後チェキ枚数が増えることになる。なんてうまい誘導なんだ。
夜は永々無窮ちゃんとSNSの妖精ちゃんのW生誕。ライブペインティングしたりラーメン食べたりしてた。

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homeroomはtipToe.の自主企画で、この日に椋本真叶ちゃんと日野あみちゃんが新加入だった。この後どんどんドッツとtipToe.の関係性が深まっていった。
あんナイト予選会はよくある動員対決なんだけどこのときはHAMIDASYSTEMに負けてしまう。
結果は残念だったけど、メンバーの勝ちたいという強い姿勢を初めて見れて良かった。

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4時間ぶっ通しイベント。とんでもなく濃い内容だった。
個人的に、ドッツのコンセプトについて一番最初にしっかり聞いたのがこのイベントでとても楽しかった。

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KINGSXで自主企画やってた頃の昼夜イベント。
一枚目右上の・ちゃんとスモークの写真がその後1stワンマンのポスターに使ってもらえたりした。
この昼イベが確かノンストップノイズ演出の初出しだったような。
夜の浴衣イベはまぁ神イベだった。Bones踊りとか意味はわからなかったけれども、楽しいよね。上の写真は、ドッツのライブが見たいという推し・ちゃんの要望どおり4人が彼女のためにライブしたときの写真。

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初の流通CD発売。初のリリイベ。このときの作品「CD」はアイドル史に刻まれるべき名盤だと思うのだけれど、この頃はまだそこまで知名度がなくシーンへの影響は限定的だった。このとき握手ループしたくてまぁまぁ買ってたけど全部配ってしまった。HMVはボカロ曲からのノンストップノイズ。大阪はマーちゃんのノイズ演出。

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そういえばこのときの大阪がドッツでの自分の初遠征だった。そしてこの日に変わったメンバーのニックネームが「渡部篤郎」「黒宮れい」などで物議を醸した。
混沌EPはエレファントノイズカシマシとMIGMA SHELTERとの3マン。この日初めてマーちゃんのソロプロジェクト「のいずペンギン」を見れたがとても良かった。

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この「CD」追加プレスフリーライブは伝説。「CD」の世界観をそのまま舞台にした素晴らしい内容だった。ブログ記事はこちら→2017/8/21・・・・・・・・・『CD』追加プレス決定記念フリーライブ
LOFT9のテク納涼フェスではネコ耳で、歌わずにゃあにゃあ言うだけの挑戦的ライブだった。そしてこの日からニックネームがインフラに変わった。

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この奇々怪々で「Dash de Koi」初披露。確かこのステージだけで三回やった。
怒涛の8月ラストはヴィレバンでのリリイベ。このとき人がいっぱい来た記憶。

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ワンマン前ラストはLOFT。かなりこの時期は喉がボロボロでワンマン大丈夫か心配してた時期。
そして1stワンマン。これが本当に圧倒的だった。すごいイベントだった。

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月曜に行われた1stワンマンで告知された、その週の金曜日の2ndワンマン。
演出多めの1stとは逆に、ストレートなライブをしてMCコーナーがある内容だった。
Pがセーラー服着て出てきて豪快に滑っていた。そういえば壇上に運営が出てくるのは珍しいかも。
tipToe.、ハミシス、Payrinsとの4マン企画re"four"cusの第1回はDESEO miniだった。この4マンのままWWWXまでいくとは思わなかった。

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MARZのHappinessはブログを読んで欲しい。歴史を知らない自分からしても超エモイベントだった。
過去と現在の交錯するライブ〜ドッツMARZ
大阪名古屋バスツアー、楽しかったな。そういえば初めて参加したオフ会的なイベントがこれだったかもしれない。
・ちゃんたちとたこ焼き食べたり、道頓堀を歩いたり。バスの抽選で見事に推し・ちゃんを引けたのも大きかった。

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LOFTの乙女の事情でメンバーニックネーム変更。顔文字になった。
大塚に行ったのはこのYOIMACHI番外編が初かな。YOIMACHIとドッツの関係性ができたからか、この後は大塚が多くなった。この大塚はヤバ曲セトリだった。
翌日には札幌だというのにメンバーも毎日頑張ってた。

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札幌ワンマンは、推し・ちゃんが構成を考えたらしい。・ちゃんにとって遠征は特別なものだったらしく、これまでの遠征をなぞるイベント。過去のイベント名がアナウンスされ、そのときのセトリをパフォーマンス。
一度引っ込み、また次のイベント名のアナウンスに合わせて登場しそのときのセトリ、というエモいやつ。
・ちゃんは天才すぎるな…オフ会も楽しかった。

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札幌のアイドルフェスではVJを使った演出と攻めすぎたセトリで、初めて見たヲタクを圧倒させてた。この後・ちゃんたちを空港まで見送るオフ会が無告知であったらしいけど知らずに別現場行ってしまった悲しさ。
そういえばこのあたりで「アイドルと芸術」の展示があり、コオロギの入った虫かごやブランクCDを売ってた。

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ハミダシステムの主催。ほぼ同期グループであったが、解散もほぼ同時期になってしまったのは何という巡り合わせか。
そしてYOIMACHIの都電ステージ。これはまたすごいステージだった。
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ブログ記事はこちら→アイドル×路面電車という魔法の空間~ドッツ都電ステージ観測記録

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YOIMACHIの2ステージ目は、その前の特典会から・ちゃんたちが口々に「これは絶対に見て」と何度も念押ししてたので気になっていたが、このときが「Inventions」の初披露だった。このときはただただすごいもの見たという記憶。
CQさんのリリイベではコラボのバンドセットもあったりして楽しかった。
あとこの日からニックネームが駅名に変わった。

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さて第7回定期。前回の都電に乗れなかったヲタクがたくさんいたため、争奪戦になるかと心配されたが結局全員乗れた。
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第七回定期は無二ちゃんの生誕も含めた全三部構成の楽しすぎるイベントだった。ブログはこちら→幸せな文化祭〜ドッツ第7回定期公演『Tokyo in Traffic』

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SAMURAIは普通の対バンだと思ったら最後にクリスマスイベントがあった。こういうサプライズは嬉しい。
ギュウ農はWWWで超豪華メンツの中、異質な存在感を示せた意義のあるステージだった。

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第8回定期は『言葉』と『文字』に特化したイベント。内容の密度が尋常じゃないイベント。そしてマーちゃんの生誕。この生誕で披露したRYUKYU IDOLの「ハートのエナジー」が可愛すぎて死んだ。
詳しくはブログを見てください→アイドルと受ける国語の授業??〜ドッツ第8回定期公演『Tokyo in Words and Letters』

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Milkywayのnew encounterは思い出が多い。この頃α5100を中古で購入し、この日から実戦稼働。写真の解像度に驚く。
アルバムのリリイベも始まったり、ミュージックマガジンに載ったりとまた勢いがついてきた頃。

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タワレコ福岡は、ステージがあまりにも粗末で地方の現実を思い知らされた。マイクは二本しか入らず、ちょっと動くだけでもズレてしまうやわなステージ。もちろん落ちたり躓いたりしてあちこち怪我しながらも一切手を緩めず汗だくで踊ってた。
その昼の消化不良もあったためか、夜の対バンは吹っ切ったような熱いステージで、ヲタクみんなで喜び合った夜。

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福岡2日目は、朝一でワンマンライブしてそのまま高円寺まで移動してシューゲーザーイベントのTotalFeedbackに出演。かなり無理しながらも全力のステージで、Totalfeedbackにはこの後も呼ばれるようになった。
日本のシューゲーザーシーンの中で、ドッツが重要なポジションを築いた日。

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LOFTは体調不良などで急遽3人のステージ。それでもしっかり3人でやり遂げた。
「ヤバい」イベントは、のいペンがステージにヲタクを上げて遊んでた。
セトリもヤバ曲だけ詰め込み。のいずくみきょくの演出をみんなで考える企画があったり、kyuukohanの新パフォーマンス披露があったり。

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「エモい」イベントはシューゲイザー曲メイン。そういえばこの前の時間に初めてぼんごに行った。
初めて、定期公演とは別に生誕イベントが組まれた。この・ちゃんらしいふわふわで素敵なイベントだった。

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キネマワンマンは伝説になった。最高の時間だった。動画たくさんアップしてるから見てほしい。動画に必死で写真は開演前しか撮ってないのでこれだけ。ブログ記事はこちら→・・・・・・・・・5thワンマン『Tokyo in Picture』
VUENOSは人がものすごくいっぱいだった記憶。この日アイドルネッサンスの解散ライブを回した。

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再びCQさんとコラボありの2マンライブ。とにかくVJがカッコ良かった。
そして推し・ちゃんが敬愛している、ようなぴさん擁するゆるめるモ!さんとの共演。・ちゃんはようなぴグッズを見につけてきていた。

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定期公演がここから主催の対バンになってしまった。正直単独公演だった頃と比べてテンションは落ちてしまったけど、それでもRUINS aloneとタテタカコさんは飛び抜けてすごかった。

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O-nestでのレコ発はLimited Express (has gone?) × ロベルト吉野、For Tracy Hydeとの3マン。バンド対バンも普通に入るようになってきた。
月見ルはInventionsから始まるセトリで、音に合わせて月の色が変わっていく演出。sajjanu曲やkyuukohanもあって鳥肌展開だった。

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このYOIMACHIの直前にチェルシーホテルで行われたre"four"cusで事件が起こる。詳しくは書かないが、この日を境にヲタクは「運営のアンチ」か「アンチのアンチ」かに二分した。雰囲気は最悪だった。
そんな翌日に行われた大塚のYOIMACHI。まぁこれもブログを見て欲しい。この日は前日の鬱憤を晴らすかのように楽しいステージだった。これだけ難しい状況の中で、面白い企画と素晴らしいステージができたドッツはすごかった。

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赤ブリワンマンライブ直前に行われた古民家チェキ会。もっと撮りたかったけど全然回れなかった。
そしてグループ最大規模の赤坂BLITZワンマン。謎解き制作団体メルエとのコラボイベント。正直、謎解きとライブが繋がらずどちらも中途半端になってしまっていた。ヲタクはみんな上野公園の記憶があったので期待値が上がりすぎてしまったのもあるが、あれからヲタクが増えていて、もうあの規模でのイベントはできないのは考えればわかることだった。

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映画の音楽を担当することが決まり、その映画関連のトークイベント。活動が多方面に広がっていた。
町田でまちだガールズスクワイアさんの主催イベ。前身のミラクルマーチ時代にたまに行ってたから懐かしかった。町田の「NOISE」にも寄ってまちガヲタさんにミラクルマーチ後のことをいろいろ教えてもらった。

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お・てぃす生誕。そういえば通称がお浄ちゃんだったのがいつの間にかお・てぃすになってた。セーラー服演出が素晴らしかったが、推し・ちゃんが休みだったのが重ね重ね残念だった。
第11回定期は、ペッパーくんがフロアに登場してプログラミングされたMIXを打ったり、メンバーのヘッドセットで見たフロアの景色がそのままスクリーンに映されたり、VRチェキ会があったりとドッツらしいテクニカルなイベントだった。

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キネマと赤ブリのワンマンを振り返るイベント。赤プリの裏にああいう苦労があったのだということも、ちゃんと聞けて良かった。うまく行かないことはやっぱり原因がある。
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そして田植えイベント。これはほんとドッツらしい最高現場だった。もうこの写真だけで楽しさが伝わると思う。そして、これは田植え→稲刈り→調理→実食までと長期に渡る神イベだった。


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ヒカシューとの2マン。それにしてもすごいところとやるようになったな。コラボがなかなか物々しい感じでとても良かった。
図書館イベントは、チェキ会のみ外でやった後図書館の中でワークショップがあった。まぁ企画は完全破綻してたけど、それでもみんな笑顔になる楽しいイベントだった。

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まいめちゃんの卒業イベント。本人が涙のイベントにはしたくないとのことで、笑いに笑顔に溢れたイベントだった。のいずペンギンの「インスタ映え」というパフォーマンスも素晴らしかった。
月見ルのドッツは本当に映えるね。そういえばこの頃の推しの名前はのどぐろえびチーズカリフォルニアロールちゃんだった。

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推し・ちゃんの生誕。真っ白なドレスの衣装を着せられ恥ずかしくてなかなか出てこられない・ちゃんが可愛かった。ジャージに着替えてからはかなり落ち着いた模様。
tipToe.とWWWで2マン。この二組でこれだけの会場を埋められるようになったのは本当に感慨深い。
しかし、このときには2人の・ちゃんの卒業が発表されていた。

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5人体制ファイナルイベントシリーズ「Tokyo in Seasons」が始まる。第1回はファン投票での人気曲をやるイベント。やっぱりヲタクみんな好きな曲は一緒だなという印象。
しかしここでマヌカンコピーが選ばれないなんて!と憤慨していたら、Season2の月見ルでやってくれた。
イントロのフォーメーションでヲタクがざわつき、終わった瞬間はみんなで涙を流すようなステージだった。ここでやってくれてありがとう。

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Season3は大塚でてんこ盛り無銭イベント。昼は単独で夜は対バンだった。ヤバ曲多めで楽しかった。
そしてSeason6の浴衣イベントでは、2ndワンマン以来の尻相撲対決にヲタクが沸いた。

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2周年ワンマン。そして、5人体制最後のライブ。これもブログにまとめたのでそちらを見てほしい。
この日、僕らが好きだった5人のドッツが終わった。
3人体制でしばらくはライブがなく、オフ会的なイベント。
しかしこれは、以前に植えたお米で・ちゃんたちがおにぎりを握ってきてくれるという神イベだった。そして推し・ちゃんからおにぎりを貰えた。幸せだ。ヲタクは胃袋で落ちる。

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YOIMACHIは今度はバスイベント。夜の街をバスに乗って走るのはなかなか楽しかった。企画のグダグダ具合もまぁドッツだった。終了時の「これで企画成立したと思うなよ」というヲタクの突っ込みに笑った。
そしてむにちゃん生誕。このちょっと前くらいからこの子の人気が爆発してチェキ列がすごいことになっていたが、決定づけたのはこのあたりじゃないだろうか。本当に素敵な子だ。

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LOFT9では、以前植えた米を使ったメニューがコラボメニューとして展開されていた。美味しくて何度も行ってしまった。最終日は・ちゃんたちが1日店員を。たくさんオーダーしてしまって食べ過ぎて苦しくなった。
そして振り付けのYUKO先生を招いての、振り付けに特化したイベント。
新曲「ふたりのダイアリー」の振り入れを見れたり、メンバーからヲタクに「サテライト」の振りを教わってみんなで踊るなど楽しいイベントだった。

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大塚でヌュアンスとの共催。なんとヌュアンスのみおちゃんとわかちゃんがドッツのメンバーに加わってサテライトやってくれた。
そして後日、ヌュアンスのライブで楽しんで特典会待ちの時間にドッツの解散を知る。
飛んで月見ルはリリカオ主催。この日はα6400を買って初めて使った。

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最後のTotal Feedback。
こういうイベントでもきちんと存在感を出し、バンド界隈にも刺さるグループに成長していた。
ひな祭りイベントでは晴れ着姿が見れたりむにちゃんの高校卒業を祝ったりと楽しいイベントだった。

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最後のre"four"cus。四組中、ドッツとハミシスが同時期に解散してしまうのでfinalと銘打たれWWWXで開催。この四組だけであの会場をあれだけ埋めれたのはすごい。
そしてドッツも前回のre"four"cusのことがあったため心配されていたが、蓋を開けてみればカッコよすぎる演出に素晴らしいパフォーマンス。まさかunderworldをやるとは。

というように、ここまでの思い出の写真をまとめて本にして・ちゃんたちにプレゼントした。重要なとこ行けてなかったり、行っても写真撮ってなかったりとムラがあるけど手元にあった写真から選抜。最終的には、全部で150以上のイベントに参加していたらしい。
本当にバリエーションに富んだ活動で、毎回新しい発見があって楽しかった。
ドッツのメンバー、そして過去にドッツに関わったすべての人たちに、幸せな未来がありますように。
今まで本当にありがとうございました。



鶯籠 1st ワンマンライブ「自分で蒔いたの。種を」
▼日程:2018/9/24
▼会場:新宿LOFT
▼OPEN 18:00 / START 18:30
▼前売り¥2,000 ▼当日¥2,500

ワンマンライブ当日の0:30、新曲のMVが発表される。
その曲が今回のワンマンのタイトル、『自分で蒔いたの。種を。』だった。
その衝撃的な内容と、映像のクオリティの高さでワンマンへの期待は否が応でも高まっていた。

そして、ワンマンの時間が来た。
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開演時間前。
運営さんの「今日はバリバリじゃないのでオンタイムで始まります~」のアナウンスで笑いが起きる。
(ホームのバリバリ(VALLEY✕VALLEY✕TOKYO)は開場も開演も10分前後押すことが多い。)

開演時間になり、照明が暗転されるとスクリーンに動画が映し出される。
メンバーが部屋に入ってくるところを隠しカメラで捕らえる。カメラに気づいた駄好乙が、そのままビデオカメラを持ち上げて撮影をはじめる。
部屋はレコーディングルームらしく、ミキサーなどの機材を説明しながら楽しそうにいじる。
どうも新曲「自分で蒔いたの。種を。」??のレコーディング前後の時間のようだ。
そのまま駄好乙からメンバーへのインタビューへ。
質問内容は「鶯籠をどう思うか」と「ワンマンの意気込み」。
真面目な内容を聞きながら、駄好乙のいたずら心でカメラはメンバーの頭皮や鼻の穴、口の中などのアップを大写しする。
このインタビュー内容からも、メンバーの鶯籠に賭ける想いと、ワンマンへの意気込みが尋常でないものであることが伺える。

そして、持ち曲全17曲をノンストップで連続披露することを宣言。
ここから怒涛の展開。
ステージにオーバーサイズの、1stワンマンTシャツだけを着たメンバーが登場。
表情からは緊張も伺える。
そのまま一曲目『霞』。
いきなりぶち上げ曲を持ってきてフロアも一斉に沸く。
そのまま『EMOTIONAL』や『GOMIBAKO』のような、ライブの最後に持ってくるような沸き曲を連発してさらに盛り上がりが加速する。
これは曲の披露順に全曲やるセトリだと直感する。
自分が鶯籠に初めて行ったのは『JAM』初披露のときだったので、それ以降の曲は発表時期のことも思い出してしまいいろんな感情がごちゃ混ぜになる。

それにしてもこの半年、すごい伸び方をしていると思う。
正確に言えば、歌もダンスもまだ伸ばす余地は大きいのかもしれない。でもそんなことは些細なことなんじゃないかと思えるほど、ライブに熱量と情念が籠もってる。
曲の世界に入り込み、曲に突き動かされている。
たぶん世界の誰よりもメンバーが一番鶯籠の曲を好きなんだろうな。
こんなに感情の籠もったパフォーマンスはなかなかできない。

途中、大型の炭酸ガスボンベが繋がったホースを客に向けて噴射する駄好乙がとても楽しそうだった。
あのTIFの日の豊洲を思い出す。

そんなこんなであっという間に17曲が終わってしまう。
ライブ後、メンバーが口々に「17曲は余裕だった。次は30曲連続やりたい」みたいに話していて、この子たちどこまでいけるんだと期待が膨らむ。

メンバー退場後、アンコールに応え再び登場。
一斉に焚かれた赤いサイリウムの海に向かって、二曲披露。

合計19曲とかなりの曲数をやったはずなのに、まだ終わって欲しくないと思えてしまうほど幸せな時間だった。
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9/12(水・夜) 渋谷WWW X
・・・・・・・・・8thワンマンライブ
『Tokyo in Seasons』

時間:OP/ST 1800/1900
料金:前/当 3000/3500+1D

ドッツの2周年は、「メンバー2人の卒業」と「9つの連続主催イベント」という2つの発表から始まった。
9つの連続主催イベントは、これまでのドッツにゆかりの深い場所や共演者で行われた。

その中で一番最後に位置づけられたのが渋谷WWW Xでの8thワンマン『Tokyo in Seasons』だった。
このイベントをもって、ドッツから2人のメンバーが卒業する。
(正確には、ドッツに卒業という概念はない。
 『東京』が一時的に女の子の形をして顕現している状態が『・ちゃん』であり、
 今回の事象は「2人の・ちゃんが女の子の形を取らなくなる」という解釈になる。)

この発表より少し前から、ドッツ運営が「新グループ立ち上げのためのメンバー募集」を行っていた。
それは言葉通りの意味だけでなく「現メンバー離脱によるドッツへの新メンバー補充」もしくは、「現メンバーと新メンバーを包括した新体制へ移行」の可能性もあるのではないかと噂されていた。
そうした背景からも、今回のライブが「現体制のラスト」でありながら、次のドッツをどう見せてくれるのかに注目が集まっていた。

入場すると、正面の幕、左右のスクリーンにそれぞれ別の映像が投影されている。
SE代わりにドッツのライブ音源が流れているが、そのままではなく激しくノイズ加工されているようだ。
どうも左側のスクリーンの映像で流れているライブの音らしい。
正面のスクリーンでは何らかの模様が、右側のスクリーンではメンバーがおしゃべりしてるような緩い動画が流れる。

そのまま開演を待っていると、白いワンピースの上に大きな白い布をかぶった女の子が出てきた。
ステージ中央の幕の切れ目から中に入っていく。
少し時間を置き、再び中央の幕から女の子が出てきた、と思ったら、なんとその子は・ちゃんのシンボルであるあのサングラスのようなものをつけて出てきた。
そのままステージの階段を降りると、上手の方に歩いてきて、そのままフロアの外周を後方まで歩いていった。
その出で立ちから、これは恐らく「新メンバー」の御披露目ではないかとフロアが騒然とする。
やがて同じように別の女の子がステージに入り、同じように「・ちゃん」になって出てくる。
これはこの女の子たちが「・ちゃん」になるための儀式なのか。
この子たちが、ドッツの新メンバー、もしくは新ユニットの子たちなのではないかとフロアは沸き立った。
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後で知ったが、この子たちはテキスタイルパフォーマンスを学ぶ多摩美術大学の学生の方だったらしい。

SEが鼓動音に変わり、やがて『CD』に収録されている『Tokyo』の音に変わる。
このあとの展開はドッツのヲタクならすぐに想像がつく。これは『Tokyo』の再現だ。
そのまま幕があがりメンバーが現れ一曲目の『スライド』に繋がる。
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この『Tokyo』演出は懐かしくて色々思い出される。

「秋」初期白衣装
M1.スライド
M2.きみにおちるよる
M3.東京マヌカン
M4.サイダー

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むにちゃんは一曲目の『スライド』からいきなり泣きそうになってる。
『きみにおちるよる』『東京マヌカン』と盛り上げ曲に続く。
みんなすごい気迫で思いっきり感情をぶつけるようなパフォーマンスだった。

ただ、マイクが安定せずところどころ歌が途切れる。
そんなときもすぐに他のメンバーが代わりに歌ったりみんなでカバーし合ってた。

『サイダー』まで4曲連続披露すると、一度メンバーは下がる。
開演前に出てきた白い布の女の子たちがステージに登場。
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纏っている白い布を広げながら舞う。

その間にメンバーは黒衣装に着替え輪に加わる。
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白い布を纏った子たちはメンバーを囲うように円形を作って廻り、やがて散っていきその中に黒い5人が残る。

ここから「冬」パートが始まる。

「冬」 黒衣装
M5.クリームソーダのゆううつ
M6.ねぇ
M7.Blue Star
M8.文学少女

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白衣装の秋と比べ比較的落ち着いた曲が並ぶ。
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文学少女の最後とタイミングを合わせ、白い布の女の子たちが再び登場し入れ替わる。
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彼女たちは自分たちが纏っていた白い布を脱ぐと、それらをひとつに繋ぎ合わせる。
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やがてそれは大きなオブジェとなり、まるで悪魔の顔のように見えた。


三度登場したメンバーは最新のカラフルな衣装だった。
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「春」が始まる。

「春」 白ベースのカラフル衣装
M9.サイン
M10.星屑フィードバック
M11.1998-
M12.トリニティダイブ
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星屑フィードバックでは、メッセージの書かれたタオルをフロアに投げる演出もあった。
そして白い布の女の子たちが再び登場し傘を使ったパフォーマンス。
5人の最後は青衣装だった。

「夏」 青衣装
M13.サテライト
M14.ソーダフロート気分
M15.Can You Feel The Change Of Seasons?
M16.いくつかの夜、いくつかのさよなら
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5人の最終ブロックは、初期曲でありおそらく一番パフォーマンス回数の多い『サテライト』、5人の関係性がもっとも表れる『ソーダフロート気分』、今回の公演タイトル『Tokyo in Seasons』の元であり、エモ度最高の『Can You Feel The Change Of Seasons?』、そして別れの『いくつかの夜、いくつかのさよなら』という怒涛の展開だった。

5人最後のステージを終えると、2人の・ちゃんが閉じられた幕の中央から出てきた。そのままステージを降りてフロアの両サイドから退出。
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それはまるで、開演前の白い布の女の子が・ちゃんになる儀式と逆の演出のようだった。
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下手のスクリーンには「はじめまして。また出会えたね」の文字が。

四季を巡り、最後は再び秋へ。

「秋」 新衣装
M17.しづかの海

残る3人が出てきて、新衣装・新曲を披露。
曲名は『しづかの海』らしい。
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どシューゲイザーな、ポエトリーっぽいパートもある壮大な曲。
3人のスタートにいきなり重厚な曲を用意してきたようだ。
感情を思いっきり籠もらせながら歌う・ちゃんが印象的だった。
あと新衣装がとても綺麗で魅入ってしまった。
最後にこれからのドッツの片鱗を見せ、そのままアンコールなしで終演。

5人のドッツが、この日に終わった。
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第2回定期公演番外編『Tokyo in Cultivation』
第1部「Paddy」

Cultivation・・耕作,栽培,養殖,教化,修養,育成,洗練
Paddy・・米,稲,稲田,水田,不機嫌,激怒
 
会場は千葉県大網白里市金谷郷1425付近の水田。
無事たどり着けるのか不安になる会場案内。
最寄り駅は外房線の大網という駅らしい。
外房線という路線はよく聞くけど人生で初乗車だ。
ローカル線の旅は大好きで、ボックスシートでのどかに流れる田園風景を眺めながら一杯やる目論見だったが、縦シートだし、そもそも満員で座れない。
外房線を舐めてた。

最寄の「大網」で降りると、想像とは違い駅前に店はたくさんあるしタクシーは並んでるし意外と栄えていた。
しかしここから現地までは徒歩30分強。
駅で知り合いと、ドッツヲタっぽい面識のない人と鉢合わせたので4人で乗り合わせてタクシーへ。助かった。

現地に着くと、「教育用水田」という看板が立ってた。
きっとここでいろんな学校行事などで子どもたちが田植えをしてるんだろう。
今日はそこにいい年したヲタクが大挙して押し寄せている。
なかなか田園風景では見られない光景。

開始30分くらい前になり、メンバーも田んぼに登場。
ビニールシートで作られた簡易着替えスペースから出てきた・ちゃんたちは緑のジャージだった。
その可愛さにヲタクのテンションが爆上がりする。
ここで気づいたけど、メンバーみんなお揃いの三つ編みにしててそれがめちゃ可愛い。

あたりは田園で待つ場所もないので・ちゃんたちは軽トラの荷台でくつろぐ。
それもまたいい絵になる。

その後メンバーはリハのため山の方へ移動。
しばらくすると遠くからリハの音が聞こえてくる。まるで村の盆踊りの音が聞こえてくるようなそんな音響。
しかしよく聞くと曲は星屑フィードバック(ヲタクを走り回らせたり跳ばせたりする曲)で不安を覚える。

残ったヲタクは酒盛りをしたり珈琲を挽いたりして思い思いの時間を過ごしながら開演を待つ。

時間になると、プロデューサーから旅のしおりを渡され企画説明。
「このあとライブ用の水田を用意しておりますので、そちらに移動していただきます。
そちらなら盛り上がっていただいて大丈夫です」
「メンバーは畦道でライブしますので、田んぼからお楽しみください」
と聞いたことないような内容ばかりの説明事項。
否が応でも盛り上がってくる。

そしてそちらの水田に移動し、ライブが始まる。
畦道でライブするメンバーを、正面から見るなら水田に、横からでも良ければ畦道のサイドから、と言われ様子見で畦道を選ぶ。
大半のヲタクは気にせず水田に突っ込む。

ラジカセから流れる音をバックに、メンバーは拡声器やメガホンを手に持ちライブ。
1人のヲタクが『YOLO no taki』の泳ぐ振付に合わせて水田の中を泳ぎ、頭まで泥まみれになる。

メンバーもずっと楽しそうに笑ってて、幸せに溢れたライブだった。
【ライブ動画】


そして、ライブが終わると別の水田に移動する。
ここで、和楽器を持ったメンバーとヲタクで「文学少女」を合唱。
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なんかみんな変なテンション。

合唱を終えると、いよいよ田植え。
結構ガチに田植えを進める。

散らばった・ちゃんたちから稲を受け取って、あちこちに植えたり、田植えする・ちゃんを眺めたり、写真撮ったりして楽しい時間を過ごす。
しかし気をつけて歩いてたつもりがあっという間に泥だらけになってる。
サンダルは泥の中に入った瞬間に壊れた。
諦めて裸足で入ると足の裏が気持ちいい。
ふざけたり笑ったりしながら、メンバーとヲタクで広い田んぼを稲でいっぱいに敷き詰めた。

田植え後、農家の方がホースでヲタクに水を掛けてくれてみんなで泥を落とす。
冷たいけど、この景色もまた楽しい風景。

植えた稲は、秋には実らせるのだろうか。
その日が来るのが楽しみ。
とにかく最初から最後まで楽しいイベントだった。
関連ブログ
アイドル法話「田植えで菩薩行」-”田植えをすると祈らない子供はいない” http://blog.livedoor.jp/urcstb/archives/75867384.html

2018年4月1日(日)
「春のYOIMACHI」
出番:12:10- (25分)
@お風呂ステージ(大塚記念湯)

秋のYOIMACHIでの都電ステージに続き、この日の会場は大塚記念湯という、なんと営業時間前の本物の銭湯。
こんな場所でライブができることはそうそうないであろう超レアステージで、開始前からテンションが上がる。

当日は事前抽選での入場だったが、浴場内30人、脱衣場20人というキャパに対して応募数は85。
幸いにも入場することができてありがたかった。

入場時間になると、当選者はライブの行われる女湯へ移動。
落選者はステージは見えないが音の聞こえる男湯へ。
男湯が盛り上がることを予期し、当選していたのに自ら交換して男湯に移る強者も。
彼らが率先して盛り上げてくれたお陰で、男湯はものすごい盛り上がりになっていた。

入場時に、桶と棒を販売。
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これにランダムチェキが付くという告知だったが、さらに桶にも直筆のイラストが入るサービスも。

ヲタクの入場が終わり、開演時間になると入り口から・ちゃんたちが入ってくる。
・ちゃんたちは衣装の上にタオルを巻きシャンプーハットを被った銭湯スタイル。
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定位置につき、企画の説明を始めるも、隣の男湯のテンションが上がりすぎて説明が進まない。
・ちゃんたちが爆笑しながら「男湯うるさい!笑」と注意する感じが修学旅行とかそういう類の懐かしさで既に楽しい。
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女湯では列ごとに班分けされ、各・ちゃんを真似して桶を叩くように指示が下る。
そして一曲目の『77DOTSFROOKE』
・ちゃんに合わせてただひたすら桶を叩く曲。多分何か元ネタがあるのかな。
シュールな絵だけどなぜか楽しい。
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二曲目の負け組遺伝子はWe Will Rock Youの日本語カバー?
この曲特有の「ドンドンチャ」のリズムは全員知ってるので合うよね。
そのリズムに合わせて・ちゃんたちが歌う。
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浴場の中を歩き回るアルトリコーダーちゃん
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胡弓ちゃん
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最期に持ち曲の文学少女を演奏して終了。

とにかく桶を叩き、勢い余って桶を割ってしまう人が何人もいるくらいだった。
通常ではありえない会場での滅多に見られないレアなイベントで、メンバーもヲタクも最初から最後まで笑顔に溢れた楽しい現場だった。
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・・・・・・・・・5thワンマンライブ
『Tokyo in Picture』
2018年2月19日(月) @東京キネマ倶楽部
開場 18:00 / 開演 19:00

会場について


遡れば、1stワンマンは発表当時は無謀と言われた渋谷WWWでのTokyo in WWWだった。
それでも蓋を開けてみれば月曜の夜にも関わらず大盛況に終わる。
・・・・・・・・・1周年ワンマン『Tokyo in WWW』レポート

その1stワンマンから5ヶ月、久しぶりに大イベントが持ち込まれた。

5thワンマン発表の瞬間


ちなみに1stワンマン以降のワンマン会場のキャパを並べると以下のようになる。

1st 渋谷www 450人
2nd 新宿SAMURAI 150人
3rd 札幌Spiritual Lounge 180人
4th graf福岡 150人
5th 東京キネマ倶楽部 600人

1stをwwwでやったグループの2ndが150キャパ?となるが、これは2ndワンマンの発表がその4日前になされるという急遽のイベントだったため、ちょうど満員になるくらいで全員入れた。
3rd、4thに至っては、札幌、福岡と地縁のないところで行うことで結果としてちょうどいいキャパになっていた。
そして今回の5thはキネマ倶楽部。まさかの600キャパである。
いきなりのステップアップだ。

自分がここに初めて来たのはももいろクローバーZの七番勝負というイベントだった。当時横浜アリーナや西武ドームなどの大会場を経た後に体験したキネマ倶楽部は、「狭い!近い!」と感動したものだが、それにしてもこれまで地下のライブハウスで頑張ってきたドッツで来るには大きい。果てしなく大きい。
このハコ選びには運営の覚悟が見えた。

展示品について


Twitterで、事前に「開演前に来るように」「場内の展示物は撮影不可」というアナウンスがされる。
その予告に、TLは反応した。
公演のタイトルは『Tokyo in Picture』。
メンバーの顔写真が展示として飾られるのではないかと誰もが予想したのだ。
知ってる方も多いと思うが、ドッツは常に黒いメガネを掛けて素顔を隠している。
これは完全に徹底されており、今まで例外はない。
(ドッツ名義以外の個人活動は別)
駅からライブハウスに向かう道中でも必ず着用しているし、以前遠征先の飛行機でたまたま乗り合わせてしまった際も着用したまま搭乗していたのを見た。
それくらい大事に扱われてきたものなので、ファンとしてもそれを外すときにはそれなりの理由、それなりの物語を求めている。
それがあっけなく取り払われてしまうことに対する恐怖心が、ヲタクの心を波立たせていた。

結果、その予想は半分当たり、半分外れた。

展示されていたのは、5人のメンバーの肖像画だった。
入場すると、「fixed variables」と名付けられた150号(227.3 × 181 cm)の超大型のキャンパスに、素顔のままの5人の肖像が油絵で描かれていた。
『Picture』は日本語で『写真』というイメージが強いが、『絵画』という和訳も成り立つ。
完全に想像力がカタカナ英語に引きずられてしまっていた。

飾られていた油絵は、不思議だった。
誰もが見入った後、言葉を失う。
そこに描かれていた・ちゃんたちの肖像は、自分の想像した・ちゃんの素顔通りであったり、まったく別人に見えたり。
しかし、絵の目部分を隠して見てみると、普段見慣れた・ちゃんたちの顔と相違がないことがわかり、この絵の少女たちが極めて実物に近いものであることを確信させる。

続いて気になるのは、「こんな大掛かりなものをどうやって作ったのだろう」という疑問。
こんな大きな油絵がそう簡単に描けるものではないというのはまったくの素人でもわかる。
最近の画像処理技術は進化しているので、写真で撮ったものを油絵風のフィルタをかけて加工しているのではないだろうかとまず考える。
しかし、近づいてみるとどう見ても塗りにプリンタのインクでは表現できない油絵の凹凸が見える。
後から知ったのだが、笹田晋平さんという画家の方が描かれたものらしい。
その後個展にも出されていた。
http://www.ohshimafineart.com/exhibitions/
(※リンク先に・ちゃんたちの肖像画あり)
とんでもない大作だった。
また、この絵には終演後にも仕掛けが施される。
なんと、終演後になるとこの絵に六人目の・ちゃんが浮かび上がっていたのだ。
(ドッツには、遠方住まいのためワンマンなどのみ参加する六人目の・ちゃんがいる)
ライブ中に描かれたものなのか、最初から二枚用意されていたのか、もしくは何らかのトリックで見えないようにされていたのか、その仕掛けはわからなかった。
この大型の油絵以外にも、個別・ちゃんたちの油絵や鉛筆デッサンも飾られていた。

フロアへ降りると、若い女の子がグランドピアノで美しい旋律を奏でている。後から聞くと、演奏者は元メンバーだったようだ。
ステージにはオブジェと化した・ちゃんたちがいた。
美しいピアノの音色とアンティークな調度品の中で、・ちゃんたちがそれぞれの日常を過ごしている。
まるでステージの上の・ちゃんたちが別世界に生きているのを覗かせてもらっているような不思議な気分になる。
すぐ近くのフロアから大量の人に見られているにも関わらず、あたかも自分たちの部屋でくつろいで居るような、そんなリラックスした様子で・ちゃんたちがそれぞれの時間を過ごしている。
これは、1stシングルの『CD』発売のリリースイベントでも同じような演出があった。
寛ぐ・ちゃんたちの写真を撮ったり、・ちゃんたちを笑わせようとしたりヲタクもそれぞれ楽しむ。


撮影について


この日は、二階の動画撮影席を確保。
初めてレンタルで機材を揃える。
レンタルしてきた機材は
SONY α7SⅡ
SONY FE 70- 200mm F2.8 GM OSS
SONY AX100
AX100を選んだ理由は、サイズが大きすぎずに本格的なスペックだったため。
最初はもう少し大きいプロ仕様のものを探していたが、撮影席がどれくらいのスペースがあるのか、後ろにも人が来るのかがわからなかったため大きすぎる機材は邪魔になるのでは、という懸念があり、またセールでレンタル料金も手軽だったためこちらを選択。
予算的に余裕ができたので、ついでに使ってみたかったα7シリーズについ目が行ってしまう。
α7SⅡを選んだのは、こちらもセール価格だったのと、ドッツの演出ではプロジェクターなども使われ、ステージが暗いので高感度に強いSシリーズの方が適しているのではないかと考えたため。
結局全部半額セールで揃えられたため、レンタル料金は計1万円程度で抑えられた。
AX100の方を三脚で固定して引きの画を撮り、α7SⅡを手持ちで寄りの絵を撮る計画。
前日から借りられたので、別現場でテストしてみる。

少しテストしてみた結果発生した問題
1.4K30pで撮影すると動きがカクカクして見える
2.α7SⅡに望遠レンズつけると想像以上に重い

1はフレームレートの問題か再生環境の問題かの原因は不明。
容量の問題もあるので当日はFHD60pに変更。

2の問題は、普段は本体とレンズ合わせて500gくらいのα5100を使ってる自分には、総重量2kgを超える重装備は不慣れ過ぎた。
また、思ったより寄れないという問題があったため、三脚でα7SⅡを固定し、軽いAX100を手持ちにすることに。
この判断は失敗だった。

開演のタイミングに合わせ、全体が写る画画で設定されていたα7SⅡの録画ボタンを押す。
すると、突然モニタが急拡大して中央部しか映らない事象が発生。
ここでパニックに。仕方なくそのままα7SⅡを放置し手持ちのAX100での撮影に集中。
途中で手持ちと三脚の公開を考えるが、そのためには一度どちらのカメラも止める必要がある。
この曲の間だけは止められない、という曲が続いたためタイミングを逃し、中盤になってようやくポジションを変更。
これ以降の映像はまぁまぁな状態で残せてると思う。


ライブ


寛いでいたメンバーが一旦ステージを降り、スクリーンに『§3 群体と衛星』という映像とともに4人が登場。
流れる音は『Inventions』メインステージで・ちゃんたちが静止する。ステージ下手にある二階サブステージからトライアングルちゃんが登場。
メインステージへと続く階段を降り、・ちゃんたちの森へと迷い込むと、凍結されていた・ちゃんたちが静かに動き出す、というキネマ倶楽部と『Inventions』の世界観を見事に融合させた前衛的な舞台。
見事に一曲目から『Tokyo in Picture』の世界に引き込まれる。
このライブの様子は(前述の理由で途中からだが)動画に残してあるので是非そちらを参照して欲しい。
※『Inventions』など一部の曲はアップ禁止のため非公開

『Tokyo in Picture』後半

『きみにおちるよる』 ・ちゃん推しカメラ



また、ライブの途中で着替えもあった。中世ヨーロッパ感のある衣装に感嘆が漏れる。
この日限定の衣装らしい。
『スライド』



この日披露された新曲は二曲+1
一曲目はドッツの「エモ曲路線」に位置する『Can You Feel The Change Of Seasons?』
こちらは振付も二種類用意され、二回パフォーマンスされた。

『Can You Feel The Change Of Seasons?』1回目

『Can You Feel The Change Of Seasons?』2回目



二曲目は「ヤバ曲路線」に位置付けられる『YOLO no taki』。
ドッツがカバーしてきたsajjanuの方が作成された曲らしい。これまでドッツの「ヤバ曲路線」はほぼすべてカバー曲で構成されてきたので、初のオリジナル楽曲といえるかもしれない。(のいずくみきょくは一旦置く)
+1は新潟の・ちゃんのソロパフォーマンス。恐らくなんらかの既存曲だとは思うが詳細は不明。

sajjanu他4曲(3曲目が『YOLO no taki』、4曲目が・ちゃんソロ)



そして、ライブの最後にはまさかの赤ブリの発表。
これは驚いた。
このときには詳細未発表だったが、6thワンマン『Tokyo in Break』だった。
それにしても赤ブリである。
更に大きな挑戦を続けるドッツをこれからも観測し続けたい。



・・・・・・・・・ 6th ワンマンライブ「Tokyo in Break」地下深く眠る少女からの脱出
謎解き制作団体メルエ × ・・・・・・・・・
リアル謎解きゲーム × ワンマンライブ
2018年4月19日(木) @マイナビBLITZ赤坂
開場 18:00 開演 19:00

セットリスト


・・・・・・・・・5thワンマンライブ「Tokyo in Picture」作品リスト

§1 色彩と構図 (※撮影禁止)
01 「fixed variables」(カンバスに油彩、227.3 × 181 cm、1638年 - 2018年)
02 「fixed2 variables 1」(カンバスに油彩(習作)、41 × 31.8 cm、2017年)
03 「fixed2 variables 2」(カンバスに油彩(習作)、41 × 31.8 cm、2017年)
04 「fixed2 variables 3」(カンバスに油彩(習作)、33.3 × 22 cm、2017年)
05 「fixed2 variables 4」(カンバスに油彩(習作)、53 × 33.3 cm、2017年)
06 「fixed2 variables 5」(カンバスに油彩(習作)、33.3 × 24.2 cm、2017年)
07 「Idol(idolized black)」(衣装(黒)、2017年)
08 「fixed3 variables 1」(紙に鉛筆デッサン(習作)、59.4 × 42 cm、2017年)
09 「fixed3 variables 2」(紙に鉛筆デッサン(習作)、59.4 × 42 cm、2017年)
10 「fixed3 variables 3」(紙に鉛筆デッサン(習作)、59.4 × 42 cm、2017年)
11 「fixed3 variables 4」(紙に鉛筆デッサン(習作)、59.4 × 42 cm、2017年)
12 「fixed3 variables 5」(紙に鉛筆デッサン(習作)、59.4 × 42 cm、2017年)
13 「Idol(idolized white)」(衣装(白)、2017年)

§2 ノイズと空白
14 「『CD』」(1st CD、2017年)
15 「『Tokyo in Cage』」(2nd CD、「アイドルと芸術」のときの写真、2017年)
16 「『∞』」(3rd CD、2017年)
17 「『 』」(1st album、2018年)
18 「ノイズ発生装置」(1stワンマンのノイズ発生装置、2017年)
19 「post-kyuukohan」(kyuukohanの紙、2018年)
20 「リアルハンドカレンダー 」(「アイドルと芸術」のときの写真、2017年)
21 「モナリザ」(「アイドルと芸術」のときの写真、2017年)
22 「のいずペンギンの弟子」(「アイドルと芸術」のときの写真、2017年)
23 「・’s photo book」(「アイドルと芸術」のときの写真、2017年)
24 「のろいちゃんのふく」(「アイドルと芸術」のときの写真、2017年)

(§3〜§8はPerformance Art、400年間の・・・・・・・・・を観測する、2018/2/19 19:00-20:30)

§3 群体と衛星
25 「Inventions」
(使用楽曲「1.Inventions(Maserattiカバー)」、2007年)
26 「サテライト」
(使用楽曲「2.サテライト(in NO hurry to shout;カバー)」、2017年)
27 「サテライト」
(使用楽曲「3.サテライト」、2018年)

§4 運動と人形
28 「終わらない夕暮れ」
(使用楽曲「4.Can You Feel The Change Of Seasons?(振付1)」、2018年)
29 「花と機械」
(使用楽曲「5.東京マヌカン(初音ミクカバー)」、2015年)
30 「Livingstarr」
(使用楽曲「6.星屑フィードバック」、2007年)

§5 変拍子と舞踏
31 「休日と戦争Ⅰ」
(使用楽曲「7.Dash De Koi(sajjanuカバー)」、1953年)
32 「休日と戦争Ⅱ」
(使用楽曲「8.Goa Than Words(sajjanuカバー)」、1953年)
33 「100年の変拍子」
(使用楽曲「9.YOLO no taki」、1936年)

§6 甘味と閃光
34 「コンポジションⅨ」
(使用楽曲「10.ソーダフロート気分」、1922年)
35「街頭のフォーヴィズム」
(使用楽曲「11.クリームソーダのゆううつ(tipToe.カバー)」、1909年)
36 「星降る夜」
(使用楽曲「12.きみにおちるよる」、1888年)

§7 記憶と匂い
37 「ファム・ファタル」
(使用楽曲「13.1998-」、1852年)
38 「ホログラムの森」
(使用楽曲「14.トリニティダイブ」、1849年)
39 「雨の速度」
(使用楽曲「15.サイダー」、1844年)
40 「グランド・オダリスク」
(使用楽曲「16.Can You Feel The Change Of Seasons?(振付2)」、1814年)
41 「the sea and the city」
(使用楽曲「17.スライド」、1714年)

§8 壁と文学
42 「1つの夜」
(使用楽曲「18.ねぇ」、1675年)
43 「キネマ」
(使用楽曲「19.文学少女」、1638年)
44 「cheki」
(現在の・・・・・・・・・を観測する、2018/2/19 20:30-22:00)

第8回定期公演『Tokyo in Words and Letters』

2017年の現場納めはドッツの第8回定期公演へ。
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自分がドッツに初めて来たのは5月の第2回定期公演「Tokyo in (non-)Music」で、会場はこの日と同じ原宿ストロボカフェだった。
当時は「なんでこんなに面白いことやってるのにお客さんが少ないんだろう」という印象だったが、あのときガラガラだった会場前に溢れるほどの人たちが並んでいた。
約半年でこれだけ状況が変わるというのに驚く。


第1部「Words」


一部に入場すると、所狭しと椅子が並べられていた。
パンフレットが配られ、まずその想定以上の厚さに驚く。

イベント目次
1. ・ちゃんたちによる東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』読書感想会
2. コンセプト担当古村氏による「『ゲンロン0 観光客の哲学』と・・・・・・・・・の関係」
3. 楽曲の歌詞・振付・コンセプト解説(『サテライト』『東京マヌカン』『東京マヌカン-コピー』)
4. 上記楽曲のパフォーマンス
5. 個別課題図書の読書感想会
6. 楽曲の歌詞・振付・コンセプト解説(『Inventions』『kyuukohan』)
7. 上記楽曲のパフォーマンス
8. 各メンバー作詞曲の歌詞発表
9. 上記楽曲のパフォーマンス

1. ・ちゃんたちによる東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』読書感想会
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ステージ上手にコンセプト担当の古村さんと楽曲担当のみきれちゃんが座り、上手に・ちゃんたちが座る。
事前に課題図書に設定されていた東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』について、・ちゃんたちが事前に書いてきた読書感想文について一人づつ発表という形式。
課題図書は自分も読んだが、300P超の厚い本の上、19世紀から現代までの哲学の知識がベースとなっているため、普段読み慣れていない自分には読みづらかった。
・ちゃんたちはものすごく苦労していたであろう様が発表から窺い知れた。
多分もっと・ちゃんたちからのアウトプットを拾い上げたかったんだろうけど、それを出すにはこの課題図書は難解かつボリュームが多すぎたか。

2. コンセプト担当古村氏による「『ゲンロン0 観光客の哲学』と・・・・・・・・・の関係」
アイドルを『観光地』、ファンを『観光客』に見立てる。
界隈は『郵便的マルチチュード』の連帯であり、推しは『家族』、というような話(解説省略)
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3.楽曲の歌詞・振付・コンセプト解説(『サテライト』『東京マヌカン』『東京マヌカン-コピー』)
楽曲解説の一個目は、君と僕の対比が特徴的な三曲。サテライトの振付ではサークルを多用していると解説。そう言われてから改めて見るといろんなものが見えてなかなか興味深い。

古村さんによる『東京マヌカン』の解説はこちら

4.上記3曲のパフォーマンス

5.個別課題図書の読書感想会
個別課題図書の読書感想文ではみきれちゃんと一緒にスタッフの牛乳プリンさんも登場。
牛乳プリンさんは大半の課題図書を読んだようで一番すごいなと思った。
感動詞ちゃん→桐野夏生『東京島』
接続詞ちゃん→村上春樹『東京奇譚集』
助詞ちゃん→雨宮まみ『東京を生きる』
形容詞ちゃん→川上弘美『東京日記 卵一ぶんのお祝い』
副詞ちゃん→リリー・フランキー『東京タワーーオカンとボクと、時々、オトン』
旧なんじゃい駅ちゃん→大竹静市郎『写真で見る 東京の激変』

6.楽曲の歌詞・振付・コンセプト解説(『Inventions』『kyuukohan』)
楽曲解説後半は深淵な世界観を持つ2曲の解説
再び古村さんとみきれちゃんが登場。
この二曲はいずれも最初の構成をみきれちゃんがつくったもので、言語化された最初のコンセプトはなかったもの。
これらの楽曲について後付けでつけたという古村さんの解説を説明。

古村さんによる『Inventions』の解説はこちら
『kyuukohan』と衣装に関する解説はこちら

7.上記楽曲のパフォーマンス
『Inventions』
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8.各メンバー作詞曲の歌詞発表
続いてはメンバーがそれぞれ作詞してきた曲の発表。
既存の曲で、メンバーがそれぞれ一曲づつオリジナルの歌詞を書いてくるという企画。
副詞ちゃん→『スライド』
助詞ちゃん『サテライト』
接続詞ちゃん→『ねぇ』
形容詞ちゃん→『サイダー』
感動詞ちゃん→『きみにおちるよる』

副詞ちゃんの『スライド』で、いきなり記憶の消えるさまを炭酸に例えた綺麗な比喩表現が出てきて会場全員驚く。
接続詞ちゃんの『ねぇ』はお菓子の名前がひたすら並ぶ歌詞ですごいセンスだなぁと感心してたら、本人から「けいおん!」を参考にしたと説明があり納得する。
一方感動詞ちゃんの『きみにおちるよる』は「これヲタクとアイドルのガチ恋じゃないか」と思わせる歌詞で会場中をざわつかせた。

9.各メンバー作詞曲のパフォーマンス
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歌詞を見ながら直立で歌うのかと思ったら、驚いたことに何も見ずに振付つきでパフォーマンスだった。
5曲も新らしい歌詞を完全に覚えてパフォーマンスしたのかと思うと頭が下がる。

第2部「Letters」


二部はオルスタになり、のいずペンギンから開始。
この日ののいペンはかなり短いセトリだった。
続いて・ちゃんたちが出揃い、一曲目から飛ばしていくセトリ。
一部はわりと静かに見てた観客も、反動からか一気に盛り上がる。
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続いて・ちゃんの生誕パート
バックに・ちゃんたちを従え、RYUKYU IDOL『ハートのエナジー』
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・ちゃんたちの「ぱーん、ぱぱーん」が可愛すぎて完全に殺されるやつだった。

続いて・ちゃんと二人で『瞳』を披露
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最後はソロで山崎まさよしの『One more time,One more chance』
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サイリウムの海に感動し、涙声になる・ちゃんが尊かった。

・ちゃんの歌唱後は、メンバーが出てきてお祝い。
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・ちゃんが喜んでる姿を見て会場中が幸せに包まれた。

再びライブパート。
曲数重ねるにつれてどんどんボルテージがあがっていく
映像も幻想的に。
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・ちゃんたちの本音みたいな文字が表示されて笑いが起こる
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来年発売予定のアルバムジャケットがVJ素材になっていたり

2017年最後のライブにふさわしく、1部も2部も企画が盛りだくさんの密度の濃い1日だった。
2018年もドッツの定期公演は目が話せなくなりそうだ。

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イベント名:メリークリスマス!ギュウ農フェス
期日:2017年12月25日(月)
会場:渋谷WWW(東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル)
開場:17:45 開演:18:15
出演:GANG PARADE、BiS、ヤなことそっとミュート、MIGMA SHELTER、・・・・・・・・・(ドッツ東京)、Task have Fun、PiGU、ギュウゾウ(電撃ネットワーク)
主催・運営:ギュウ農フェス実行委員会
前売券:3800円(+1dr代)

・・・・・・・・・


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MIGMA SHELTER


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ヤなことそっとミュート


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BiS


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GANG PARADE


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2017/11/18
・・・・・・・・・
第7回定期公演『Tokyo in Traffic』

この日の定期公演は1日がかりで3部構成。
7月以来の実体のある定期公演だったため、否が応でも期待が高まっていた。

第1部「・・・・・・・・・撮影会」


1部はスタジオでチェキ会。会場は池袋Gallery-O7/marble。
基本的にはいつもの特典会だけを切り出したイベントだが、スタジオでチェキが撮れるということで特別感がある。
屋上や階段で撮れたりと楽しい仕掛けが満載。
さらにチェキ中のカメラ撮影も可だったのでいい写真がたくさん撮れた。
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1部の最後は、2部の都電荒川線イベントに入場するための抽選会。
引いたくじに書かれていた番号は32番だった。
みんな落選の可能性に戦々恐々としていたが、くじを引いた人がちょうど40人だったらしく全員乗れるということで歓喜の声があがる。

また、このときに運営から「・ちゃんの電話番号を教えてもらえる」というイベントが発生。050-から始まる番号を教えてもらえた。
この番号に掛かった電話は、自動的に・ちゃんのうちの誰かに転送される。電話に出るか出ないかはその・ちゃん次第。今日のイベントが終わるまでなら何回電話してもいい、というルール。開始後ヲタクみんな必死に電話を掛ける。自分は参加しなかったが、繋がったヲタクはみんな幸せそうに話してた。

第2部「・・・・・・・・・学芸会」


場所を早稲田駅に移し、2部は荒川線車両内でのイベント。
あらかじめ引いた番号順で貸切車両に乗り込む。
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乗車時に、鉄道ちゃんがチケットにパンチ穴を開けてくれる。
昔はこういうふうに切符を切ってくれる車掌さんがいたなぁ。
時間が経ちすぎてその感覚を忘れていた。

車内にヲタクと鉄道ちゃんを載せて出発。
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鉄道ちゃんに写真を撮らせてもらったりして和やかなムードでイベントが始まる。
途中駅で停車したかと思うと、中央のドアからクエンカちゃんが乗り込んでくる。
そのまま人混みを掻き分け最前部まで辿り着いたクエンカちゃんから、荒川区出身の有名人、ということで橋幸夫と吉永小百合のデュエット曲『いつでも夢を』のカラオケを披露。

続いての駅ではロートホルンクルムちゃんが乗車。
なんと手作りのお菓子を配布してくれて、さらにそれに生クリームをかけてくれる。
みんなでカラオケしましょう、ということで鉄道ちゃん、クエンカちゃん、ロートホルンクルムちゃんとヲタクとで『スライド』を歌う。
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そしてクエンカちゃんは下車し、入れ替わりにギターを抱えた轟ちゃんが乗車。
ゆで卵をつくってきたということでそれを全員に配る。
前方の席に轟ちゃんとロートホルンクルムちゃんの2人で並び、ギターの弾き語り風でコレサワの『たばこ』を歌う。
大喝采の中、二曲目はわーすたの『いぬねこ。青春真っ盛り』
去年の生誕で歌った曲ということで思い入れのある曲らしい。
最後に轟ちゃんだけ席移動して、大原櫻子ちゃんの曲を歌唱。このときすぐ斜め前の席だったので近くて嬉しかった。
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ロートホルンクルムちゃんも轟ちゃんも下車し、最後は毛下襟田井ちゃんかな、と全員が思っていたところ、一緒にSNSの妖精ちゃん(一心不乱ちゃん)が乗ってきて歓声が起きる。
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二人で作ってきた紙芝居を披露。
桃太郎など日本の昔話をごちゃ混ぜにしてダークにしたような独特なストーリーだった。

毛下襟田井ちゃんも妖精ちゃんも降りて、社内には鉄道ちゃんとヲタクだけが残される。
列車は遂に終着駅へ。
鉄道ちゃんからの終了の挨拶で、名残惜しくも電車を降りた。
次の電車で他の・ちゃんたちも合流し記念撮影。
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今回のイベントは・ちゃんたちの企画らしく、ファンを楽しませようと色々と考えた、おもてなしに溢れるとても楽しいイベントだった。
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第3部「・・・・・・・・・文化祭」


3部は上野Untitledに移動して文化祭イベント。
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パンフレットをもらって入場すると、会場内には既に色んな仕込みが準備されていた。
建物のあちこちにQRコードが貼られていて、読み込むとポイントが溜まりお金として使える仕組み。結果300pt貯めて金麦もらえた。 dots7-33
バーカウンターではフランクフルトが買えたり文化祭気分が味わえた。

フリーマーケットのコーナーでは、自由に出品できて、物々交換できる企画。とりあえず自分が出品したもの(簡易ノイズ装置)は引き取ってくださる方がいて嬉しかった。

展示品の目玉は、「・ちゃん生誕特別ブース」。・ちゃん(轟ちゃん)の部屋を再現したスペースがフロアの一角に広がっていた。もはやそこだけ別世界。
まるで・ちゃんの部屋がそこにあるようでとても素敵だった。
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ステージでも企画が進行し、最初は動物研究会の発表(のいずペンギン)
久しぶりにのいペン見れた。前はリズムもない純粋なノイズだったのが、ビートができて踊れたり、MIX入れたり、サンプリングも入るような少しエンタメ性のあるノイズに変わっていて楽しかった。
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動物研究会の発表の後、しばらく展示を見たりチェキ撮ったりした後にダンス部の発表。
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ドッツの激しい踊りの曲を詰め込んだパート。メンバーのパフォーマンスもすごいし、フロアの熱量もすごくて会場の温度が異常に上がった時間だった。
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ファッション部の発表コーナーは、部長、轟ちゃんによる生誕特別ステージ。
ソロでBiSHメドレーとアイドルネッサンスの17才を披露。
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ソロパフォーマンスの後はケーキや花束でお祝い
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全員で『ねぇ』のアコースティックverも。
お菓子リュックを嬉しそうに背負う轟ちゃんを見てると幸せな気持ちになれる。

第7回定期公演『Tokyo in Traffic』第3部文化祭ステージのラストを飾るのは特別ゲスト(という体)のドッツによるライブ。
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朝9時から続く長い1日の終わりに相応しい、最後の力を振り絞るようなパフォーマンス。このままずっと終わって欲しくないと思ってしまう文化祭だった。
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2017/11/5 (日)
秋のYOIMACHI
・・・・・・・・・(@dotstokyo)

YOIMACHIとは?
東京の中でも独特な雰囲気を持つ街・大塚を舞台に、ベテランから若手まで総勢50組以上の個性的なアーティストが出演するサーキット・イベント。音楽フェス。「大塚 よいまち 一度はおいで!」

この日は・・・・・・・・・(ドッツ @dotstokyo)を見るために、大塚の音楽フェス『秋のYOIMACHI』へ。
『秋のYOIMACHI』は大塚駅近辺のライブハウスで行われるサーキットイベントで、目玉はまさにこの都電ステージ。
今回は見事お目当てのドッツがステージ出演者として選ばれ、発表されたときからずっと楽しみにしていた。
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観覧希望者は、まず都電荒川線大塚駅に集合。
整理券配布開始前に80人以上の自主待機列ができる。
入場できるのは60人くらいだろうし後ろの方の人たちは危ないんじゃないか、と勝手に想像していたら、まさかのたった30人で打ち切り。
配布終了後も続々と整理券を求めて来る人が絶えず、申し訳なさを感じながらも入れたことはありがたかった。
開始時間が近づくと、踏切の向こうからメンバーが登場。
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ギターを抱えたメンバーを見て、あちこちで歓声が起こる。

開始時間になり、メンバーが先に車両に乗り込む。
スタッフさん、公式の撮影班、ヲタクもそれに続き、合計50人弱の乗客を乗せて大塚駅から発車する。
小さな車両に乗り込むには結構な人数で、身動きの取れないほどの満員電車になった。
進行方向右手にギターを持った4人、左手に指揮棒を持ったほっこりちゃんが並ぶ。
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運営さんの、「では、始めましょうか」という一言でステージが始まる。
ほっこりちゃんから、「一曲目はカノンです」とアナウンス。
4人が適当にアコギをかき鳴らす中、ほっこりちゃんが詩の朗読をする前衛的なパフォーマンス。
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その間も、ガタゴト鳴らしながら路面電車は街中を走る。
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車両は完全に貸切だが、途中駅では停車するようだ。(扉は開かない)
そのたびに駅で待つ人たちが車窓から覗いてくるが、それがあまりに近くて爆笑してしまう。
外から見ると中は少し暗く見えにくいのと、隔てる窓ガラスの安心感で窓にに顔を寄せるのだろう。
そして中を見ても、全身黒づくめで目隠しをした少女たちと、それを取り囲むぎゅうぎゅうに押し込められたオジサンたちという構図で、新しい宗教かヤバい撮影だと思っただろう。
それもあまりにもおかしくて、停車する度に車内で大爆笑が起こっていた。
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次の曲では、ほっこりちゃんが指揮棒でメンバーを指すと、指されたメンバーが弦をびろーんと弾く。
これを順番に回していく。
一通り弦を弾き終わると、おもむろに銀色のスプーンを取り出し、カポ代わりに1フレットあたりにはめる。
ほっこりちゃんに指された子がスプーンをはめた状態で弦を弾くと、「びよ~ん」とコミカルな音が鳴り響き大爆笑が起こる。
もはや何しても面白くてたまらない不思議な空間だった。
続いてペンを取り出すと、おもむろにギターに何かを書き始める。そしてお客さんにもペンを差し出し、何か書くように促す。
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続いて取り出したのはニッパー。
これは出てきた段階でみんな想像ついた。
ほっこりちゃんの指揮で一人づつ弦を切っていく。
しかし女の子の力ではなかなか弦は切れない。
隣の・ちゃんが手伝い、ヲタクからは「頑張れ!」と声援を送り、みんな弦を切るのに成功し大歓声が起こる。
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「以上、てんちゃんくみきょくでした」
はにかみながらの宣言で二曲目が終わった。

三曲目からは、メロンちゃん(運営)がギターを抱えて立つ。
メンバーは右手に一列に並び、さっきボディに落書きしたペンをマイクに見立てて『文学少女』を歌う。
流れる車窓をバックに歌う・ちゃんたちが尊かった。
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そのまま、最後の曲『ねぇ』。
文学少女は想像してたけど『ねぇ』は予想外で嬉しい。
この曲もアコースティックにとても合う素晴らしい選曲だった。
アコースティックバージョンなので二曲とも振り付けはなく、直立で歌うスタイルだったが、眠いちゃんが曲に合わせて楽しそうに小さく踊っていたのが可愛かった。

・ちゃんが、「以上、アコーティス、あれ?」みたいな言い間違いしたのが車両中でウケて、アコーティスバージョンになった。
何をしても笑いが起こる空間だった。
以上の四曲でドッツの都電ステージ終わり。
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日曜の午後にゆったりした時間の流れる、とても幸せに溢れたステージだった。

ど平日のMARZでの地下対バン。
ステージを20~25分で細切れにして8組のアイドルが出るやつ。
主催イベントと比べてしまうと持ち時間は短いし、普通に数曲やって物販するだけなので特に変わったことも起きない。

そう思ってた。運営のツイートを見る前は。
動画を使った演出??MARZって映像流せるの?
面白いライブになりそうな予感に胸を膨らませながら現地へ向かう。

お目当てのドッツまでは前の方で見てた。
メログリとかマボカレとか今までちらっとしか見たことなかったけど、ちゃんと見たらかなり良い。
ドッツはこのイベントのトリで登場。
マボカレが終わるとステージにスクリーンが用意される。
MARZは何回も来てるけどスクリーンがあるのは初めて見た。
なんとなく全体を撮っておいた方がいい予感がして後方に移動する。

一年前の映像を流しながら、当時のセトリで『サテライト』『東京マヌカン』『すろぉもぉしょん』を披露。
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おおっ、なんか大人数グループに見えるぞ。
「ステージで踊る・ちゃんたち」と、「・ちゃんたちの影」、「映像の中の過去の・ちゃんたち」が混ざり合って一体化してる。
以前運営がグループコンセプトとして語っていた、「・ちゃんたちは都市の具現化した姿で、都市に住む無数の女の子たちを体現している」という話はよくわからなかったけど、それをビジュアライズしたらこうなるのかなとふと思った。

・ちゃんたちを見始めて半年も経ってない自分にとっては、当時の映像はとても新鮮。
人数もパフォーマンスの質もまったく違い、まるで別のグループにも見える。
過去と現在が交差するこの景色は、ただ現在を見るよりも何倍も奥行きを増す。


一年前のセトリが終わり、映像なし、普通照明で『スライド』。
一年前にはなかったはずの曲なので聴けて嬉しかった。
せっかくの写真の撮りやすい照明なので、前に移動して・ちゃんをアップで撮影。
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(河川ちゃん)

ラストはまた映像が戻り『東京マヌカン-コピー』
今日のセトリにこの曲を組み入れた意味を感じてしまう。
MARZを離れてRUIDO K3、KINGSX、SAMURAI、タワレコなどこれまでのライブがダイジェストになって詰め込まれた映像が流される。
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まるでドッツと一緒に思い出の地を巡る旅に出ているような錯覚。
自分が見てきた景色もたくさんあったのでその一個一個の記憶を想起させられる。
今まさに現場にいながら、在宅としてこの一年間の・ちゃんたちを追いかけているような不思議な感覚。
とても素晴らしいライブで拍手が止まらなかった。
ただの地下対バン(失礼)に、ここまで作り込んでくるドッツのすごさに改めて感動した。


終演後、特典会でチェキを撮りに行くと、
「一年前の映像見られるのは恥ずかしすぎる。見えないように振りを大きくして隠そうってみんなで話してた」
という話を聞いた。

ヲタクにとってはエモさを感じる映像も、必死に前に進んでる本人たちには過去なんだなぁというのを感じて面白かった。

1周年ワンマン『Tokyo in WWW』
開場18:00 開演19:00
渋谷WWW
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この日はドッツの1周年記念ワンマン。
何ヶ月も前からメンバーも運営も気合いを込めていたので、どんなワンマンになるのか自分も緊張しながら入場。
ノイズ発生装置付きチケットを購入していたので入場時に装置を受け取る。
好きな装置を選んでください、と言われ、わかりやすそうなギターのついたタイプを選んだ。
装置の説明を受けているうちに入場は進んでたが、最前はガラッと空いて二階中央から埋まっていた。
やっぱりドッツのWWWはそうなるよね。それならそれで最前上手へ。

ステージに降りた幕には「ねぇ」のMVのようなふわふわした雰囲気の映像が映し出され幻想的な雰囲気を醸し出してる。

開演まで1時間あるので、もらったノイズ発生装置で遊ぶ。

開演八分前くらいからBGMが鼓動に変わる。
ドッツメンバーの鼓動を見られるアプリを開いたヲタクが「アプリと連動してる」と発見する。
気がつくと、幕に映る映像はGoogle Earthに変わっていた。
やがてノイズが場を支配し、開演を告げる幕が上がる。

幕があがると、そこには白い衣装のメンバーが。
背景に映し出された地図を前に、抑え目の照明に照らし出される・ちゃんたちが美しかった。
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Google Earthで「東京」が投影される・ちゃん

『1998-』から始まりノンストップで曲は続いて、『サテライト』『ねぇ』『スライド』の三大代表曲をいきなり最初のブロックで連続披露。
この先どこに転がるのかまったく予測がつかなくなる。
VJの映像は第4回定期公演で使われた映像を今回も使ってくるだろうと思ったら、完全に新しい映像に変わっていて驚いた。
今回は東京という街並みを中心とした映像というコンセプトのようで、原宿や秋葉原といった都内各地の映像が使われていた。

メンバーの歌もダンスも、体調を崩しがちだったのをまったく感じさせない素晴らしい出来だった。
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『サテライト』で踊る・ちゃん

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『すろぉもぉしょん』では映像の初音ミクと共演も

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そして『のいずくみきょく』で退場して一部が終了。


今度は黒い衣装に着替え、全員スマホを片手にメンバー再登場。
ひとりづつ、舞台で台詞を読み上げるように「さよならノイズ」という詩を読み上げる。
流れるように二回目の『すきなことだけでいいです』を披露。
と思ったら、途中からスマホのヘッドホンを耳にしてそれぞれまったく別の曲を歌い踊る。
5人全員違う歌と振り付けなので相当なカオスになる。
恐らくそれぞれメンバーの好きな曲を歌わせてるんだろう。『すきなことだけでいいです』の歌詞通りの面白い演出だった。
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すきなことをする・ちゃん

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Massacreのカバー『Bones』での・ちゃんと・ちゃん

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Massacreのカバー『Surfing』での・ちゃん

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『Surfing』で負けてジャスティスをする・ちゃんと・ちゃん

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『サイダー』では昔の映像がバックに流れ、過去と現在が交錯する。

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『東京マヌカン』で二次元キャラと一緒に踊る・ちゃん

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二回目の『トリニティダイブ』では秋葉原駅前で踊るまいめちゃんとスクリーン越しの共演。

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二回目の『ねぇ』で下の映像に写っていたのは鉄道ちゃん。では上の映像は誰?とヲタクの間で話題になる。

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鉄道ちゃんも加わった『東京マヌカン-コピー』は河川ちゃんの気迫に圧倒された。映像は原宿の竹下通り。

一旦メンバーは下がり、映像でSNSの妖精さんが登場する
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昭和から現在までのアイドルシーンを作ってきた名曲のMIXが流れる。
80sアイドルから、アイドル戦国時代、現在の地下アイドルシーンの代表曲、ときて最後は『スライド』へと繋がる。
この演出に二年目のドッツの決意のようなものを感じた。

そして登場するメンバーを見るとまさかの新衣装
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ドッツらしからぬ可愛らしい衣装にヲタクが沸く

『スライド』『きみにおちるよる』『Dash De Koi』を披露後、メンバーがひとりづつ挨拶。
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港ちゃんの美しい涙に、メンバーもヲタクももらい泣きしてしまう。

ここで、スクリーンに重大発表が映し出される。
「年内にアルバム発表」の知らせにフロアが沸く。これはみんな待ってた。
そして二つ目の重大発表は「9/8に2ndワンマン開催」。
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さすがに四日後のセカンドワンマンは驚いた。

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最後に『サテライト』を披露して終了。

「どうやって終わればいいの?」と悩んだ結果、港ちゃんが「みんなでマイクを置いて手をつないで『ありがとうございました』っていうやつやってみたい」と提案。
最後まで優しい空気の中終わった。

このワンマンのために、メンバーも運営もどれだけの時間を掛けて準備してきたのか想像もつかないくらい中身の詰まった贅沢なライブだった。
やっぱりドッツはすごい、と改めて思い知らされ、二年目への期待が大きく膨らんだ。


2017/7/30 ・・・・・・・・・第4回定期公演『Tokyo in Closet』@ 原宿ストロボカフェ

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事前に、「開演から終演まで4時間を予定」と銘打たれていて、どんなイベントになるかワクワクしながら入場。
翌月に発売予定のCDが74分の収録時間だったので、最初の74分はCDの音源を流してみんなで聴く→その後トーク→ライブみたいな展開だろうなと予測してた。
しかしこの予想はいい意味で裏切られた。

入場すると、椅子が並べられており着席での観覧の様子。さすがに4時間立ちっぱなしは辛いのでありがたい。

【前半(着席パート)】


M1.サテライト(B)
暗めの照明の中登場。黒衣装に白い布を腕に巻いてVJ演出とともにパフォーマンス。浮かび上がる映像が美しく、つい見とれてしまう。
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〜SNSの妖精さん動画〜
ここでメンバーが一旦退場し、映像が流れる。
SNSの妖精さんの自宅っぽいところでの自撮り映像。

M2.文学少女
黒のセーラー服に着替えて再びメンバーが登場。
セーラー服姿に客席から歓声が上がる。
黒いセーラー服と赤い表紙の本が映えて美しい。
映像はお台場?のような海と橋
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〜楽曲解説〜
みきれちゃんによる楽曲解説コーナー。
ドッツの音楽コンセプトをと、影響を受けた曲を紹介。
詳細は下記URLが詳しい。
ドッツはシューゲーザーアイドルとも言われるが、運営陣としてはシューゲーザーを自称しているわけではなく、「シューゲーザー的エモさ」を追求しているとのこと。

M3.ソーダフロート気分
新しい衣装に着替えてメンバー登場。
ドッツの衣装を担当しているお店の衣装に着替えてソーダフロート気分を披露。
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〜ドッツコンセプト解説〜
大阪の大学の講義で使用したスライドをもとにドッツのコンセプトを解説。
いわく、ドッツとは『都市の幽霊』とのこと。
これまでのアイドルシーンの振り返りから、今後考えてることまでを説明。
アイドル界の大きな流れとして、BiS、原宿駅前パーティーズ、StereoTokyoを上げていたのが面白かった。
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M4.Bones
M5.Surfing
夏らしい私服風衣装に着替えてメンバー登場。
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〜プリクラツイキャス生配信〜
・ちゃんが登場し、ヲタクを二人連れて外に出てプリクラを撮りに行く

M6.すきなことだけでいいです
パジャマ風衣装
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〜第3回定期公演『Tokyo in Technoraneko』のダイジェスト動画〜
過去記事:2017/6/24 ・・・・・・・・・第3回定期公演1部 ドッツRPG

M7.スライド
白衣装に麦わら帽子で登場。夏らしい映像と衣装が合っていて美しかった。
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【中盤(生誕パート)】


〜・ちゃん生誕〜
①生誕の・ちゃんが登壇し、プロジェクションマッピングによるファッションショーを披露
真っ白な衣装で現れた・ちゃんに、音楽に合わせてプロジェクターで色んな衣装を切り替える。
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M8.セーラースターソング
プロジェクションマッピングによりセーラームーンになりきり歌う
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②太鼓の達人
ヲタクをステージにあげて太鼓の達人で対決。
「好きなことしていい、と言われたので太鼓の達人をみんなとやりたかった」という・ちゃんのマイペースさが出ていて面白かった。
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③お祝い
ケーキとメッセージカードのプレゼント
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・ちゃんらしい、遊び心に溢れた温かい生誕だった。

ここまでで着席パートは終わり、椅子を片付けてオルスタパートに入る。
ここで初めて数分の休憩が入る。

【後半(オルスタパート)】


後半は立て続けにライブ。
M9.サテライト(A)
M10.サイダー
M11.Bones
M12.Surfing
M13.文学少女
M14.ねぇ
M15.スライド
M16.すろぉもぉしょん
M17.東京マヌカン
M18.すきなことだけでいいです
ヲタクに後ろに下がるように指示して二人フロアで踊る
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M19.ソーダフロート気分
M20.星屑フィードバック
M21.トリニティダイブ
M22.サテライト(B)
M23.東京マヌカン -コピー
M24.Kyuukohan
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長時間のイベントで疲れてるはずなのに、そんな様子もなく後半のセトリまで全力で踊りきった彼女たちには驚くばかり。
終わって時計を見てみると、本当に4時間が経過していた。
そこからの特典会でもみんな笑顔で「楽しかった」と言ってて、すごい体力だなと改めて感じた。
こんなに濃いイベントに参加できる経験はなかなかないと思う。

2017/8/21 ・・・・・・・・・
ファーストシングル『CD』追加プレス決定記念フリーライブ
開場18:30 開演19:00
渋谷DESEO mini with VILLAGE VANGUARD
入場料無料!(D別)


ドッツの『CD』は、三曲をノイズで繋げた72分の1トラック。
リピート再生すると、後半の永遠に続くノイズと最初の曲が繋がり「混沌の中からアイドルが蘇る」という仕掛けがある。
この日のライブはその世界をそのままライブハウスに持ち込んだかのようなステージだった。

フロアに入ると、轟音のノイズが流れる中メンバーがステージに倒れている。
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異様な空気の中、開演時間が近づくにつれ、ノイズが変質していく。
ノイズに脈打つ鼓動音が混ざり、やがて鼓動音だけが場を支配する。
音が次第に変わりメンバーが立ち上がる。
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まるでいま目を覚ましたような、そんな演技をしながら、流れるように始まる代表曲『スライド』
舞台を見ているかのような一連の流れが美しすぎて言葉を失ってしまった。
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『スライド』から繋がるアンビエントの中で、まるでメンバーの普段の日常のような台詞のない演劇に思わず魅入られてしまう。
そのまま自然な流れで『トリニティダイブ』
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『ねぇ』に繋がり最後はまたノイズの中に横たわる。
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開場から数えればたっぷり約一時間を使った贅沢なステージ。
まるで「『CD』を観た」とでも言えるような、今回のCDのコンセプトを忠実に表現した最高のパフォーマンスだった。

その後、TRUSH UPの社長が司会でトークコーナーへ。
「最初はわーすたさんみたいな可愛いアイドルをするつもりで集まった。
 正月頃はやらされることが本当に嫌で逃げ出したこともあった。
 それが今は洗脳されてしまい、どうしたらもっと面白いか考えるようになってしまった。」
「もう、戻れない」(サイダーの歌詞風に)
「運営はサイコパス。あのひとたちの考えてることを理解できたことが一度もない。
 それでも、このひとたちについていったらきっと面白いだろうなという信頼はある。」
みたいなネタを挟みながらも、運営とメンバーが一つの方向を向いているのが伝わってきて良かった。

いわゆるリリースイベントは、店舗のスペースで4-5曲やって握手会やって終わり、という定型化されたものが主流になってしまっているが、ドッツのようにどうしたら自分たちを伝えられるか工夫に工夫を重ねられるグループは本当に追っかけていて楽しい。
本当に素晴らしいイベントだった。
今はドッツが一番面白いよ。

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この日はドッツの定期公演に参加するために11時過ぎに集合場所のライブハウスに到着。
開場時間は過ぎていたものの、まだ外でヲタクが待機していた。
たまたま以前物販待ちで話したことある方をお見かけしたのでご挨拶。
話してるうちに、「今日一緒に回りませんか?」とお誘いいただいて早々にぼっち回避。ド新規で一人行動は不安だったので助かった。

入場が始まると、片面が地図、片面はQRコードと今回の説明が書かれているA3 の紙を渡される。
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ステージにスタッフさんが登壇し、今回の企画趣旨とルールを説明。
まずはHPの問題を解くようにと指示され、ライブハウスを後にする。

外に出て、さっそくHPを開いてみる。
普段のHPと何も変化がない。
周りのヲタクを見渡すと、「HPが変わった」という人と「いつも通り」という人が半々くらい。
変わったという人に聞いてみるとアドレスはこれで合っているらしい。
ここで、あ、キャッシュか、と気づきキャッシュを消してリロードする。
無事いつもと違うページに遷移。
色の違う・がたくさん表示され、そのうちの一部をクリックすると、読み取れたアドレスは
http://dots.tokyo/YYYYMMDD
他にもいくつかキーワードがあり、「Twitterの場所」と書かれていたので公式のツイッターを確認すると、プロフの場所欄が「hoayu」になっていて、これを上記のドメインの後につけると画面にコンパスが現れた。
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同様の問題があと2つあり、合計3パターンのコンパスが立ち上がる。
ここで、3つのうちどれかを選ぶのだが、うち2つが同じ方向の上野公園を示していたのでまずそちらに向かって歩き出す。
このあたりでなんとなく5-6人のパーティーになってた。

スタートが押したためか、最初の謎に時間をかけ過ぎたためか、上野公園に入る頃にはもう最初の問題の制限時間が近づいてた。
時間がないので、二つのうち地理的に近そうな方を予想して一本に絞る。
しばらく歩くと行き止まりに突き当たる。
コンパスが示す先はのどかにボートが泳ぐ湖。
「??これ以上先に行けないよね?」
「湖の向こう側?だったらもう間に合わないな」
「まさかボートに乗ってたりしないよね」
そう話しながら湖の方に目を凝らすと、果たして・ちゃん(永永無窮ちゃん)と女性スタッフさんがスワンボートに乗っているのを発見。
「「「いたー!」」」
「・ちゃんが手にQRコード持ってる!」
「読み込める??」
「いやこの距離じゃ全然無理」
「これボートに乗れってことかな?」
「いくら??」
「2人乗りで600円、3人乗りで700円」
「仕方ない、乗るか」
ということでボートに乗って・ちゃんを追いかける。
もう時間がない。
制限時間ギリギリで・ちゃんのボートに近づき、QRコードを読み込ませてもらう。間に合ってよかった。
ちょうど永永無窮ちゃん推しが多いグループだったので、現地を離脱してからも「ボートに乗る・ちゃん可愛かったなぁ」と話が尽きない。
しかし、撮影可なのに誰もボートに乗る・ちゃんの写真を撮ってなかったことが判明。
あんないいシーンを撮らないなんて…と反省。



QRコードのリンク先に書かれていた次のミッションは「上野東照宮で願いに触れよ」
上野東照宮へ行き、お清めしてお祈りするも何も起こらないし誰もいない。
他のグループの人たちも集まってきたところでヲタクの一人がようやく「もしかして絵馬じゃ」と気づく。
裏手に回ると、やはりQRコードの載った絵馬が並んでいた。
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QRコードの先には、「ドッツと対バンして欲しいアイドルの運営さんにリプを送れ」と書かれていた。

そして次の謎が難問だった。キーワードは「大正の間へ向かえ」
みんな一斉に地図を見るが、上野公園内にそんな場所はない。
「大正の間見つかった?」
「地図にはなさそう。どっかの建物の中にあるのかな」
「ググってみたけどやっぱりそれっぽいのないなぁ」
「近い建物から順番に行ってみる?」
うーん、大正の間の、この『間』っていう言葉が別の意味を持っていたりするのでは?
例えば読み替えれば「あいだ」。大正のあいだとも読める。
大正、たいしょう、いしょ??地図にそれっぽいところは…あった!この「韻松(いしょう)亭」じゃないか?ここから近いしこれでしょ。という説を提唱して韻松亭へ向かう。
そして辿り着いた韻松亭。周りを見渡すが、何もない。もしかして間違えた??
完全に行き詰まったところで、1人のヲタさんが「もしかして大噴水と正門の間ってことじゃない?」と気づく。
うん、完全にそっちでしたね。引っ掻き回して大変申し訳なさ。

大噴水と正門の間に着くと、永永無窮ちゃんと唯一無二ちゃんがドッチボールしてて、万里一空ちゃんがかき氷を食べてた。
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・ちゃん(万里一空ちゃん)「私たち、ワールドワイドなグループになりたいんです」
「ここに、音源のCDがあります。これを外国人の方にプレゼントして、写真を撮ってもらってきて下さい」
英語、無理だ…誰か日本語のわかりそうな外国の方は??と探してたところをヲタさんに「あそこの方に声掛けに行きましょう」と誘っていただいてついていく
ヲタさん「××~(流暢な英語)」
欧米の方「OK!」
(隣の方に)俺「みーとぅー!ぷれぜんと!」
隣の欧米の方「OK♪」
無事写真を撮ってもらえた。
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ちょうど配布できたころ、別の・ちゃんたち(永永無窮ちゃんと唯一無二ちゃん)がドッチボールやる人を探してたのでよく理解しないまま参加してみる。
ルールは、ヲタクで2人の・ちゃんとスタッフさんを円形で囲む。逃げるスタッフさんにボールを当てるとポイントGET。
ただし、2人の・ちゃんはスタッフさんを守るように動き、・ちゃんに当ててしまうとゲームオーバー。
2分以内に2回当てたら合格。
ヲタク4人で参加。
ボールは柔らかくて大きなボール。
全然思い通りにキャッチできないし投げられない。
あれ、こういう大きいボールってどうやって投げるんだっけ?
早々に諦めアシスト役に徹しようと切り替えるも、パスもへなへな過ぎて何の役にも立てない。
「あれ?これ無理じゃね?」と思ったところで隣のヲタさんが豪速球を投げて当てるファインプレー。
あまりにナイスな投球にみんな大歓声に沸いてる中、当たったボールが目の前に転がってたのでそのまま無防備なスタッフさんにぶつけた。
え、それアリなの?、という空気が一瞬流れる中、スタッフさんは有効を宣言。
その結果、記録はなんと57秒。一分以内ということでさらにボーナスポイントがもらえた。
後から考えるとこのボーナスポイントが大きかったようだ。
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CDプレゼントのクリアも、ドッチボールのクリアも、どちらも次の指令は「上野のアイドルに会いに行け」だった。
上野のアイドルなんてパンダ以外ないだろ、と全会一致で動物園に向かう。
入口まで行って気づいたが、当たり前だけど動物園の入場には入場料がかかる。大人1人600円。
「さすがに有料エリアにはいないんじゃない?」
「でも最初のボートも有料エリアだったし、ないとは言えないよね」
「上野のアイドルって言われてパンダ以外ないしここしかないでしょ」
「俺、上野動物園入るの初めてだ」
一応パンダ以外に上野のアイドルがいないか検索してみるけど、出てくる情報は上野優華さんとか、アメ横にあるあまちゃんの劇場くらい。エリア的に違うので、覚悟を決めて動物園の入場券を購入。
入場すると、なんとすぐに・ちゃん(千射万箭ちゃん)とスタッフさんが立ってた。
早速QRコードを読ませてもらうと、次のお題は同じ「上野のアイドルを探せ」
どうやらここは違う問題の答えだったらしく、上野のアイドルは動物園の中ではないらしい。
マジかよ、と落胆するも、スタッフさんから「ここに来た方には特典で・ちゃんと5分間動物園を回れます」とアナウンス。
沸き立つヲタクたち。いつでもヲタクは単純だ。
・ちゃんとおしゃべりしながら動物園を歩く。まだこのエリアにはヲタクが来てないらしく、ずっと待ってたと喜んでくれる・ちゃん。
神イベだなぁ。
五分が終わって・ちゃんと別れてからも楽しい思い出話が尽きない。いやあなたたち永永無窮ちゃん推しですよね笑(俺も)
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そして改めて「上野のアイドル」を真剣に考える。
「上野のアイドル、アイドル…」
「アイドル…偶像崇拝…宗教施設?」
「偶像?像?あっ!あの西郷さんの銅像って上野公園だっけ??」
「確かにそれラスボス感ある」
ということで西郷さんの銅像に向かう。

西郷さんの銅像に向かうと、そこにはやはりスタッフさんが待機していた。
スタッフさんの持つQRコードを読み込むと、次の指令は「西郷さんに向かってケチャせよ」
言われる通りケチャするとスマホの画面に「ポップアップをブロックしました」の表示。
「ブラウザの設定でブロックを解除してもう一回試して下さい」とスタッフさんの指示に従いもう一度挑戦。
無事ジャイロセンサーが反応しキーワードを獲得。
スタッフさんに伝えると、コインロッカーの場所と暗証番号を教えられる。

西郷さんを後にして駅に向かい、ついにコインロッカーに辿り着く。
指定された番号は中央一番下のロッカー。
このあたりで大きなカメラを持ったクルーの人たちも集まってくる。いよいよクライマックス感が出てきた。
わくわくしながらロッカーを開ける。するとそこには・ちゃんからのメッセージの紙が。
用心深いヲタクが開いたコインロッカーの中に忘れ物がないか手を入れて掻き回すと、なんとロッカーの上に・ちゃんのメガネが貼り付けられていた。
紙に書かれた暗号の謎に挑む。
「・をちゃんと見てね」
少し考えた結果、これはさっきのロッカーの天井を見ろってことだったんじゃ?ということでこれらを持って戻る。

最初のライブハウスに戻り、みんなが帰ってくるまで司会の子の質問タイムがあり、そのあとなんか説明があったけどグダグダな感じで終わる。
そんなこんなで一部が終わり、物販。
とりあえず・ちゃんとチェキを一回撮って周りを見るとまだ列は長く続いている。
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チェキ撮ったらイベント終わりみたいなところあるよね。蛍の光的な。
暑い日差しの中歩き回ったので疲れてしまい、はやくクーラーのあるところで休みたかったのでライブハウスを出て1人近場のデニーズへ。
これが大失敗だった。
しばらく1人で食事していると、物販終わったのかオタクがたくさんデニーズに入ってきた。
「あれ?コウイチさんこんなところで何やってんですか!?」
「ああお疲れ様です。先に食事してました」
「そんなことより優勝ですよ」
「え?発表あったんですか?おめでとうございます!」
「じゃなくてコウイチさんが!」
「えっ?」
「俺とコウイチさんが同点で一位だったんですよ。それでコウイチさんいないから、俺と・ちゃんでジャンケンして、俺が負けたから優勝がコウイチさんになったんです」
「え?マジすか??」
まさかのデニーズでの優勝発表。物販の後もイベントは続いてたみたいだ。
やってしまった。

カメラもたくさん回してたのに、山場の結果発表で優勝者が居ないって事故だよね。どんな空気だったのか怖いからこの辺は詳しく聞いてない。
完全に結果発表は二部だと思い込んじゃってた。すみませんでした。<(_ _)>

二部のあと、物販のときにスタッフさんから優勝賞品をいただいた。
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メッセージ入りTシャツに、グッズの靴下、チェキ券、サイン入りのお菓子。
ほとんど活躍せずただ常連の方についていっただけで優勝してしまい大変申し訳なさ。

それにしても楽しいイベントだった。
こんな手の込んだイベントができるドッツのすごさ。
本当に楽しい企画をありがとうございました。